アイニックのブログ

土壌改良とセラミック炭の勉強会　≪他社のセラミック炭との違い≫従来製造されていたセラミック炭の大きな違いは、ナトリウム系シリカとカルシウム系シリカです。このナトリウム系シリカは、基本的に水分を吸収し膨張する特性を有しています。加工工程で原料である木材（杉・ヒノキ）から水分を奪いナトリウムが膨張し焼成時点での被覆率が低下します。燃焼に大きく関係する酸素濃度と賦活作用で必要なガスの発生量は、カルシウム系が高く高温焼成となります。 ≪賦活作用≫賦活作用は、木炭を活性化させる科学的処理方法です。ガスを用いて行う方法と水を用いて行う方法が一般的です。目的は、炭の活性化・活性炭の安定化をなす作業です。カルシウム系は、ナトリウム系と違い原料（木材）の水分の吸収が少なく補給水により水分を補って焼成します。（ナトリウム系の２.５倍）この補給水によって水分をガス化させ賦活作用を焼成と同時におこないます。また､微粉末状態のカルシウム系シリカが原料（木材）の気孔を塞ぎ、とともに水分気化により気孔内の有機成分や不純物を一挙に放出し安定した気孔率（８０％）にします。・・・よって純正国産間伐材１００％のアイニックのセラミック炭